ブラインドマン その調律は暗殺の調べ

原題: A Laveugle

公開年

2012

上映時間

2h 1m

フランス

監督

出演

あらすじ

街は、瞬時に白内障を引き起こす疫病に襲われる。…

ネタバレ・あらすじ

事件の担当になった犯罪課の警部でベテラン刑事のラサールは、ロワイエが異常に「何か」に怯えていたと情報を得ます。

ワルナスはロワイエの浮気現場を何枚も盗撮しており、ワルナスは浮気相手の中に犯人がいるはずだと訴えました。

調べを進めたラサールは、ロワイエのピアノを調律したという盲目の調律師、ナルヴィクに疑いの目を向けます。

コンスタンタンもピアノを所有していたことから、ラサールは警部補のエロイーズにナルヴィクを調べ上げろと指示しました。

その後、エロイーズが警護官の友人に聞き込みを行ったアウトプット、ISI長官のハッカニが国内でロワイエに会っていたと判明します。

ラサールが急いで警察署署長にこれを報告すると、彼女は緊張した面持ちで、ナルヴィクの本名はアンドレだと言い出しました。

4年前アフガニスタンで負傷して失明し、国防省は彼に死亡したナルヴィクのIDを与えたそうです。

彼は国に尽くした英雄として扱われ、署長もつい2時間前、極秘情報として国防省から記録を見せられました。

次のターゲットであるハッカニが今夜パリに到着するので、ラサールが邪魔すれば排除せよという内容でした。

夜。

自宅でテレビを見ていたラサールは、フランス軍のヘリがタリバーンからミサイル攻撃を受け撃墜されたニュースを目にします。

エロイーズの機転で警察署を抜け出したラサールはナルヴィクの家に向かい、彼が今夜ハッカニを殺害するつもりだとパソコンのメールを見て知りました。

フランス軍の兵士5人が死亡したタリバーンのミサイル課題、その諸悪の根源は大佐だと明かすラサール。

そして問題をもみ消すためにナルヴィクに共犯者達を殺害させ、その後全ての罪を着せるつもりでいました。

舞台は現代フランス、パリ。

ある雨の夜、若い女性が自宅の高級マンションで殺害されるという事件が起こります。

被害者の名前はイザベル・ロワイエ。

何者かに絞殺された後、ノコギリで遺体をバラバラにされていました。

最も怪しいのは彼女の元恋人で、薬物中毒者のワルナスでした。

しかしワルナスは容疑を否認。

ロワイエが恐れていたのは、彼女の仕事に関係した何かだと話します。

彼は視力以外の感覚が非常に鋭敏であり、常に冷静な男性でした。

ナルヴィクがロワイエの家を訪れたのは1回だけで、特に異常は感じなかったそうです。

数日後、富豪セルゲイ・コンスタンタンが車に仕掛けられていた爆弾によって殺害されました。

ラサールはロワイエとコンスタンタンの事件は同一犯によるものと考えます。

ワルナスの写真にナルヴィクの姿を見つけたラサールは、本人を問うただします。

しかしナルヴィクは、ロワイエの家を訪ねた回数を聞かれたので1回と答えただけだと話しました。

ナルヴィクはラサールの声の調子で、彼が妻を亡くし今も悲しんでいることを見破ります。

ラサールの妻は2年前交通事故で死亡しました。

その時車を運転していたのはラサールです。

彼は悲しみと後悔に絡め取られ、自殺願望を抱きながら荒んだ生活を送っていました。

警察署に戻ったラサールは、エロイーズからナルヴィクについて報告を受けます。

コンスタンタンとは面識が無く、前科も家族も無し、特に目立った経歴もありません。

しかしラサールは長年の刑事の直感で、ナルヴィクが2件の殺人の犯人だと確信していました。

コンスタンタンは軍の指示で武器の密輸に関わっていました。

しかし調べを進めようとすると、国防省に妨害されたそうです。

ラサールはナルヴィクの動機を、彼が正義だと信じる何かだと推理しました。

そこでナルヴィクの半生を徹底的に調べることにします。

その頃、別の場所ではナルヴィクが3件目の殺人事件を起こしていました。

被害者は退役軍人で傭兵のルイ・ソルビエです。

ナルヴィクはソルビエの顔面を何度も殴り、惨たらしく殺しました。

ラサールはナルヴィクの母校を訪ね、「ナルヴィク」という人物が既に死亡していることを突き止めます。

つまり盲目の調律師ナルヴィクは、別人になりすました何者かなのです。

孤児だった彼は18歳で軍に入隊し特殊部隊に15年在籍。

署長に捜査から外れるよう言われたラサールですが、引き下がるつもりなどありません。

その頃、ナルヴィクのパソコンにメールが届いていました。

差出人はナルヴィクの元上官で、現在殺しの任務を与えている国軍の大佐です。

そのミサイルはフランス製だと騒がれていました。

直後、ワルナスから呼び出されたラサールは慌てて彼の家へ向かいます。

しかしワルナスは既に殺されており、犯人であるナルヴィクがラサールを待ち受けていました。

以前のように国に尽くすべく、テロリスト達を殺害しているのだと話すナルヴィク。

しかしラサールは、今のナルヴィクは兵士ではなくただの殺し屋だと訴えました。

昏倒させられたナルヴィクはワルナス殺害の容疑をかけられ、捜査から外されることになります。

ハッカニが演説を執り執り行う会場に潜入したナルヴィク。

彼はラサールの言葉で任務に疑問を抱き始めていました。

席に着くと、荒い息で隣に座ったのはラサールです。

彼はナルヴィクにハッカニ殺害を思いとどまるよう説得しました。

大佐はミサイルをタリバーンに売り、ナルヴィクの戦友5人の死を招いたのです。

無言で聞いていたナルヴィクは会場を停電させ、ハッカニを射殺。

パニックに乗じて逃げ出しますが、ラサールの必死の説得でついに大佐の裏切りを信じました。

そして迎えに来たエロイーズの車に一緒に乗り込み、大佐のもとへ向かいます。

末:生か死か ナルヴィクが大佐のもとに到着した時、彼は慌てて証拠を処分しているところでした。

大佐は自分もタリバーンに騙されたのだと言い訳しつつ、ナルヴィクを射殺しようとします。

駆けつけたラサールの助けで大佐を射殺したナルヴィクでしたが、服役を強く拒みました。

自分達は似ている、罪の意識と孤独を抱えていると話すナルヴィク。

そして「もし生き延びたいのなら――私が撃つのを阻止しろ」と言って銃を構えました。

その時ラサールの心に浮かんだのは、亡き妻ではなく自分を慕い愛してくれるエロイーズでした。

ラサールは反射的に発砲し、ナルヴィクは死亡します。

彼は予め銃弾を抜いていました。

ナルヴィクは死を望み、ラサールは生きることを望んだのです。

その後、警察が到着し、ラサールはエロイーズと合流。

2人の距離が穏やかに縮まり、この映画は終わりを迎えます。

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