激しい季節
原題: Estate Violenta
監督
出演
- エレオノラ・ロッシ=ドラゴロベルタ・パルメザン
- ジャクリーヌ・ササールロッサナ
- フェデリカ・ランキマッダレーナ
- ラフ・マッティオーニジョルジョ
公開日
1959/11/14
国
脚本家
キーワード
あらすじ
南イタリアで戦争が激化する夏の1943年。友達とともに、青春の無邪気さを楽しむカルロは、戦死した夫を持つロベルタに恋をする。…
ネタバレ・あらすじ
グループの1人ロッサナは、久しぶりに会ったカルロをすぐに気に入り恋に落ちてしまいます。
カルロが駆け寄り宥めていると、すぐにコロンバの母ロベルタ・パルメザンがやって来ました。
カルロは何かと理由をつけてはロベルタを誘いますが、彼女の母親が優れた顔をしないため上手くいきません。
それでも諦めないカルロにロッサナは腹を立て、ロベルタを敵視するようになりました。
厳しい戦況に置かれたカタンツァーロから、せめて年若い娘だけはと預けられることになったのです。
ロベルタはマッダレーナと同年代のカルロ達のところへ行き、義妹を仲間に加えてくれるよう頼みます。
ロベルタもそれに気付いていましたが、自分が子持ちの未亡人であることを考え出来るだけ素っ気なく接します。
甘美な音楽に合わせてダンスのペアを組んだ2人は、庭に降りて抱擁を交わしました。
ロベルタは一時の気の迷いだと昨夜のことを忘れようとしますが、カルロがそれを許しません。
ムッソリーニが辞任し、後任にイタリア陸軍のピエトロ・バドリオが選出されたのです。
むしろマッダレーナはロベルタを軽蔑して家を出ると言い、母も厳しい口調で自制を求めました。
リッチョーネからあまり離れていない駅で猛爆を浴びた乗客達は、複数の死者を出し大混乱に陥ります。
ところがロベルタは幼い少女の遺体を見つけ、家に置いてきたコロンバは無事だろうかと激しく動揺します。
舞台は1943年夏、イタリアの高級避暑地リッチョーネ。
ファシスト高官の息子カルロ・カレモーリが戦火を逃れやって来ました。
彼がいつも一緒に過ごしているのは、上流階級出身の若者達です。
彼らは国の苦境に関係無く青春を謳歌していました。
そんなある日、海岸で遊んでいると敵機が威嚇するように低空飛行を行いました。
周囲がパニックになる中、カルロは驚いて転んでしまった少女コロンバを見つけます。
カルロはその美しさに一瞬で虜になってしまいます。
ロベルタの夫はイタリア海軍の兵士で、数々の武勲を立てて命を散らしました。
ロベルタは現在パルメザン荘でコロンバと厳格な母、使用人と一緒に暮らしています。
ある日、パルメザン荘にロベルタの義妹マッダレーナがやって来ます。
ロベルタは彼女と抱き合いながら、戦争の足音を確かに感じていました。
仲間がマッダレーナを歓迎する中、カルロはひたすらロベルタだけを見つめていました。
夜、ロベルタとマッダレーナはカルロ達からサーカスに誘われました。
その後カルロの別荘に移り、明かりを消してダンスを楽しみます。
ロッサナはロベルタを牽制し、分かりやすく意地悪を重ねていました。
しかしカルロとロベルタは無言で熱く見つめ合います。
それを目撃したロッサナはショックのあまり走り去ってしまいます。
翌日から、カルロとロベルタの関係が噂されるようになりました。
そんなある日、世界に衝撃が走ります。
これにより戦争継続に反対する声が上がり始め、各地で暴動が起こりました。
カルロの父もリッチョーネに逃げて来ましたが、カルロを置いて姿を消してしまいます。
深く傷ついたカルロはロベルタを訪ね、ついに2人は肉体関係を持ちました。
2人は幸せな時間に浸りますが、周囲の祝福はありません。
カルロは家を接収され、仕方なく下宿に身を寄せることにします。
友人達は皆去り、カルロは激しい自暴自棄になっていました。
人目を忍ぶように、夜に逢瀬を重ねるカルロとロベルタ。
そこに巡回中の軍人が現れました。
兵籍証明書を提提表するるよう言われ、カルロは明らかに慌てます。
実は彼の兵役延期の期限はとっくに切れていました。
明朝ボローニャの司令部に出頭するよう命令されるカルロ。
出頭すれば脱走兵扱いとなります。
しかしカルロとロベルタは、もう離れることなど考えられないほど愛し合っていました。
そこで2人は全てを捨て、田舎にあるロベルタの別荘へ駆け落ちすることにします。
翌日、汽車に揺られていると突然敵機が飛来しました。
カルロとロベルタは何とか生き残りました。
末:別れ カルロはロベルタを必死に宥めながらリッチョーネに向かう汽車に乗せました。
ロベルタが慌てて振り返ると、カルロは汽車に乗らず無言で扉を閉めます。
そして自分はここに残ると告げました。
「また会えるよ」と囁くカルロに、「会えなくなるわ 永久に」と涙を流すロベルタ。
2人を引き裂くように、汽車が動き始めます。
カルロが遠ざかるロベルタを見送り、この映画は終わりを迎えます。